ネットニュースを見ていたら、何だか胸がザワザワするニュースが。

間違ったダイエット情報で世の中溢れかえっていますが、また1つ追加されてしまいました。

今度はなんと、塩水を飲んで腸内洗浄をするというダイエット法のようです。

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それも、信頼性の高いと思ってたAll Aboutにまでそのような記事が掲載されていたそうで、驚きです。(私の目標のサイトでもあった…)

東京都内に住む20代の会社員の女性は、便秘に悩まされていたところに、知り合いから「塩水洗浄」について教えてもらいました。念のため検索サイトで調べたところ、「おなかの痛みもなく安全」などの効果を説明した記事が上位に並んでいたため、「みんなやっているんだ」と安心したといいます。

そして休日の朝、サイトを参考に1リットルのミネラルウォーターに10グラムの塩を溶かして一気に飲んだところ、胸が苦しくなり、立っていられないほど気持ちが悪くなったといいます。横になっても、我慢できずトイレに駆け込んでおう吐したあと、激しくおなかを下すなど苦しみが続き、体調が回復したのは翌日の昼でした。女性は「あれだけの塩水を一気に飲めば気持ち悪くなるのは当然ですが、あのころはネットの情報を疑いませんでした」と話しています。

1リットルに10gの塩分ということは、1%の海水を飲むのと同じです。人の体液は約0.9%ですので、そこまで濃いという気はしないのですが、問題は量ですね。

今、日本人の食事摂取基準で定められている、1日の塩分の目標量は、男性が8g未満、女性が7g未満です。

コンビニ弁当や外食が多い人は、この量を超えてしまいやすいのですが、さすがに一度に10gは多すぎます。

体の中の浸透圧は、常に一定に保たれるように、ナトリウムなどのミネラルバランスが調整されています。

そんな中、一気に食塩(NaCl)が体に入ってくると、調整するメカニズムが上手に働かずに、ミネラルバランスが崩れてしまい、高ナトリウム血症の症状が現れる恐れがあります。(痙攣・興奮状態など)

塩水洗浄についての複数のサイトを見た筑波大学の徳田安春客員教授は、「どう見ても危険だ」と指摘しました。

徳田教授は、「これだけ大量の水分と塩分をとった場合、胃と腸が急激に膨れるので耐えきれず吐いてしまう。場合によっては、胃と食道のあいだの粘膜が切れて大量に出血し、吐き出してショック状態に陥ることもありえます。もしその人の心臓や腎臓、肝臓の機能が落ちていた場合は、心不全や呼吸不全、腎不全、あるいはおなかに水がたまる、全身がむくんでしまうといった副作用のおそれがある」と危険性を訴えました。

さらに、「たとえ健康な人でも長期的に実施した場合は、塩分の取りすぎで病気になってしまうでしょう。そもそもこの方法は腸内で消化を助ける菌も根こそぎ流してしまうので、かえって腸の働きを弱めてしまう」と、肝心のダイエット効果についてもきっぱり否定しました。

これだけ減塩と叫ばれている健康志向の時代に、大量の塩分を摂って痩せましょうなんて、怖すぎますね。

特に、手早く簡単な方法で痩せたいと思っている人は要注意。

間違った情報で溢れている世の中、正しい情報を自分で選ぶ力を、しっかりと身に付けましょう。